出演者インタビュー8人目は
ハナ役椎野明子さん
おばあさんのハナを演じる椎野さん、
初のおばあさん役にチャレンジです！

―マルイロのリーディング公演に出演しようと思ったきっかけは何ですか？
今までリーディングはやったことがなかったのですが、マルイロの第１回公演を観て、リーディングのもつ豊かなイマジネーションの世界って面白いなと思いまして。精度の高い積み重ねによってグルーヴを生み出す雰囲気が、職人技という感じでとても気になっていました。主宰のほんださんとは前から知り合いで、マルイロをお手伝いするという話はもともとあったのですが、「ぜひ役者もやらせてほしい」と思い、第2回公演から出させていただいています。

―実際に稽古をしてみて、どのような印象でしたか？
体を固定したまま（マルイロはよく動きますが！）、全身で喜怒哀楽している様を声だけで表現するのは難しいなと。稽古は本当に緻密です。演出の不破さんからの細かい指摘をこなすにあたって、役者としての課題のようなものも浮き彫りになってきて。表現をするときに大切にしなければならないものを、１つずつ確認していっているような状態です。演じる上で制限がある分、自分のなかでどこまでできているのかというのがそのまま出る。誤解をおそれずに言えば、本当にごまかしがきかない。とても貴重な経験をさせていただいているなと思います。

―作品や役とご自分を重ねて、思うところはありますか？
ハナはパワフルな女性ですね。明るく振るまっているけど、辛いこともたくさんある。女性として「わかるな～」という部分はありますが、年齢的には大先輩なので学ぶことのほうが多いです。そこここにほんだ哲学がぎゅっと詰まっています。

―コロワニアの秘宝はなんだと思いますか？
めずらしい植物の種。
コロワニアの動物たちのあこがれの的です。

―最後にお客様に対して一言、お願いします。
ホテルコロワニアにはいろいろなお客様が集いますので、誰かしらに共感いただけるのではないかと思います。
我々とともにコロワニアの森へ、秘宝を探しに行きましょう！

（聞き手：ほんだたかこ）

◆◆◆公演情報◆◆◆
 演劇ユニット・マルイロ　第３回リーディング公演『ホテルコロワニア』
 2014年12月17日［水］〜20日［土］
 ステージカフェ下北沢亭
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