稽古の合間を縫って、出演者の方々へ、インタビューを敢行!
順にご紹介させていただきます。

トップバッターは、
大野雄平役 宮沢大地さん
稽古場では頼れるアニキ的存在で、みんなを引っ張ってくださいます!

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─ これまでどんな作品に出演されましたか?
役者としての活動は、舞台からスタートしました。
20代後半から映画やTVなど映像の仕事も始め、今は両方やっています。
ジャンルは古典から現代劇まで、ホントに色々です。

─ 作品と自分を重ねて感じたことはありますか?
雄平は、自分とも自分の親父とも似てないキャラクターで、
オレだったら、こんな言い方しないのになぁというセリフもありますよ。
でもそのギャップを、気負って役づくりで埋めようとは思いません。
むしろ、相手のセリフを受け取って、自分がつねに新鮮に反応しているか?
自分から出てくるセリフに自分が納得できているか?
という感覚を大切にしています。

─ リーディングをやってみていかがでしょう?
最初、リーディングって戯曲を紹介するための手法ぐらいに思っていたんです。
でも、稽古が始まって、こりゃそうじゃないなと。
この作品に関しては、役者が芝居をつくるプロセスや土台は、
普通の演劇と同じだっていう考えで、取り組んでいます。

─ 家族にまつわるエピソードを聞かせてください。
実家が近所なもので、しょっちゅう会ってるし、今年の正月は顔出さないでいたんです。
そしたら母親から「お父さんへの年始の挨拶がない」って電話かかってきて。
役者なら、なおさら目上の人への挨拶や礼儀をちゃんとしろよって、言いたかったんだろうな。
いつもなら、めんどくさいなぁって思うだけですけど、
今年は作品とシンクロして、ちょっと新鮮でした。

─ 最後にひとことお願いします。
リーディングの難しさ、面白さは、正直、終わってみないと分かりません。
セリフだけでお客さんの心に届くか?という恐れにも似た気持ちは、
本番が終わるまで続くでしょうね。
自分の声を通して、大野雄平という人間が、まさにその場に存在するかの
ように感じていただけることを目指しています。
客席の反応は、自分への答えでもあるので、
ぜひ、たくさんの方に作品を観ていただきたいなと思います。

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